家族の外出手段を調べていて、シニアカーの購入に公的な補助がないか気になったことはありませんか。
『イブスキロッジ』エリア担当ライターのまこママです。わたしも仕事柄、お客さんから制度の聞かれ方をされることが多く、まず何を確認すればいいのか一緒に整理してみます。
この記事では、シニアカーと呼ばれる乗り物の違いから、指宿市の制度をどこで確認するか、介護保険との違いまで、購入前に知っておきたい順番で見ていきます。
シニアカーと呼ばれる乗り物の違い
「シニアカー」という言葉、実はいろいろな乗り物を指して使われています。ハンドル操作で動くタイプもあれば、いす型で操作するタイプもあるんですよね。
見た目がスクーターに近いハンドル形の電動車いすを、一般的にシニアカーと呼ぶことが多いようです。ハンドル形電動車いすと、いす形の電動車いすは制度上の扱いが分かれる場合があるため、同じものとして進めないほうが安心です。
販売店やメーカーによって呼び方が違うことも多く、そこで一度立ち止まる方をよく見かけます。
購入補助制度を探すときの流れ
先に確認しておきたいのは、購入費への補助と、レンタルにかかる介護保険の給付は別物だという点です。名前が似ているぶん、検索していても混ざりやすいところなんですよね。
指宿市の公式サイトでは、高齢者福祉の案内ページに助成事業がまとめて載っています。まず自治体独自の制度から見て、次に介護保険の制度を確認する順番だと迷いにくいです。
指宿市独自の支援制度を確認する
指宿市には「シルバーカー購入費助成事業」という制度があります。ただしこれは四輪の手押し車が対象で、シニアカーのような電動の乗り物とは別の制度です。
対象は65歳以上で在宅の方、歩行に杖などが必要な方、購入日が属する年度の住民税が世帯全体で非課税の方となっています。助成額は4,000円で、指定された販売業者での購入が条件です。
- シルバーカー購入費助成事業
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四輪の手押し車が対象で、電動のシニアカーは含まれません。
- 介護保険の福祉用具貸与
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要介護認定を受けたうえで、レンタルとして電動車いすを借りる仕組みです。
- 移動支援事業
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障がいのある方の外出をサポートする、別の枠組みの制度です。
見出しだけそろえると同じ福祉制度に見えますが、対象になる用具も条件もばらばらです。シニアカーの購入だけを目的にした市独自の助成が、この中に含まれているとは限りません。
介護保険の福祉用具制度との違い
介護保険には「福祉用具貸与」と「福祉用具購入費の支給」という、二つの別の仕組みがあります。電動車いすは基本的に貸与、つまりレンタルの対象として扱われています。
レンタルの対象になるのは、原則として要介護2以上の認定を受けた方です。要支援や要介護1の方でも、歩行の状況によっては例外的に認められることがあり、担当のケアマネジャーへの相談が窓口になります。
一方の購入費支給は、腰掛便座や入浴補助用具など、レンタルになじまない用具が対象です。シニアカーはこちらの購入費支給の対象品目には基本的に含まれていません。
購入前の申請が必要になる場合
指宿市のシルバーカー助成では、購入後に領収書を持って申請する流れになっています。ただし助成対象になるかどうかは、指定された販売業者で買ったかどうかも関わってきます。
先に買ってしまってから条件に当てはまらないと分かるのは、なるべく避けたい流れです。制度の種類によって、購入前の申請が必要なものと購入後の申請でよいものが混在しているため、確認の順番を間違えないようにしたいところです。
まこママ先に窓口へ聞いておくと当日焦らずに済みます
シニアカーの対象機種で迷いやすい点
見落としやすいのが、機種そのものの型式や仕様によって対象になるかどうかが変わってくる点です。同じ「電動カート」という名前で売られていても、構造が違うことがあります。
- ハンドル形か、いす形かで扱いが変わる
- TAISコードの有無で対象品目が変わる
- 介護保険対象は「普通型電動車いす」の枠
販売店のスタッフが「補助の対象になりますよ」と説明してくれることもありますが、それだけで制度対象と決めつけるのは早いです。最終的な判断は、行政や介護保険の窓口に確認したほうが確実だと感じています。
補助の対象になる費用の考え方
自治体独自の助成がある場合、対象になるのは購入費の一部だけということが多いです。指宿市のシルバーカー助成も、購入額の全額ではなく決まった助成額が設定されています。
介護保険のレンタルの場合は購入費とは考え方が違い、月々の利用料に対して自己負担の割合が決まる仕組みです。購入とレンタルでは費用の出方そのものが違うため、比べるときは同じ土俵で考えないほうがよさそうです。
移動支援の別制度を確認する場合
指宿市には移動支援事業実施要綱という制度もあります。これは主に障がいのある方の外出を支える仕組みで、高齢者向けのシニアカー購入とは別の枠組みです。
身体状況によってはこちらの制度が関係してくる場合もあるため、対象になりそうかどうかは窓口で相談してみるのが確実です。
申請前に公式情報を確認する場所
制度の名前や条件は変わることがあるので、申請の前には必ず最新の情報を確認しておきたいところです。指宿市の場合、担当の窓口は市民福祉部の長寿支援課になります。
まずは長寿支援課に電話をして、対象になりそうな制度があるか聞いてみます。
介護保険の制度に関わりそうな場合は、担当ケアマネジャーへの相談も選択肢に入ります。
検討している機種が制度の対象になり得るか、販売店にも確認しておきます。
電話だけで済ませず、聞いた内容はメモに残しておくと後で見返しやすいです。担当課や制度名を書き留めておくだけでも、家族に説明するときに助かります。
よくある失敗と対象外のケース
正直に言うと、購入してから初めて制度の存在を知って、対象外だったと分かるケースをよく耳にします。指定の販売業者以外で買っていたり、購入から時間が経ちすぎていたりするパターンです。
指宿市のシルバーカー助成も、指定販売業者での購入と、購入日から半年以内の申請が条件になっています。制度を使うつもりなら、購入前に一度窓口へ確認しておくのが一番の近道だと感じています。
用途によっては、そもそもどの制度の対象にもならない機種や使い方もあります。旅行先での一時的な利用や、業務目的での使用などは、想定されている制度の枠から外れやすいところです。
確認するときに注意しておきたい点
シニアカーの公道での扱いは、道路交通法上のルールに沿って決まっています。免許が要らない代わりに、歩道を歩行者の速さで通行することが前提になっているので、この点も購入前に販売店や公式情報で確かめておくと安心です。
介護保険の給付を受けるつもりで検討している場合は、認定区分によってレンタルの対象外になることもあります。思っていた制度が使えないと分かるタイミングは、できるだけ早いほうが調整しやすいです。
今日からわたしがすすめたい一歩
もし今、家族のシニアカーを検討しているなら、今日か明日のうちに指宿市の長寿支援課へ一本電話を入れてみることをおすすめします。検討している機種の名前と、購入予定の時期をメモにして、電話の前に手元に置いておくだけでも話がスムーズです。
わたしも制度のことで窓口に聞いたとき、先に聞いておいてよかったと感じたことがあります。買ってから慌てるより、先に確かめておくほうが自分には合っていると思っています。
今週末、家族と一緒に電話をかける時間を作ってみるだけでも、気持ちがずいぶん軽くなるはずです。焦らず、まず一本の電話から始めてみてくださいね。












