地震のときの電気火災、我が家は大丈夫だろうかと考えたことはありませんか。感震ブレーカーの設置を考えても、指宿市に補助はあるのか、どの機器が対象なのか分かりにくいものです。
地域情報メディア『イブスキロッジ』のエリア担当ライター、まこママです。指宿市在住で、普段は観光施設の受付で働いています。防災のことは制度から見るより、まず自分の家の分電盤を確認するところから始めるようにしています。
この記事では、感震ブレーカーでできることと限界、補助制度の探し方、機器タイプの違い、購入前に確認したい点の順に整理します。
感震ブレーカーで防げることの範囲
感震ブレーカーは、地震の揺れを感知すると自動的に電気を止める器具です。地震のあとに起きる電気火災のうち、通電中の再出火や停電復旧時のショートが原因になるケースを減らす役割があります。
ただし、これを付けたからといって地震火災を完全に防げるわけではありません。ガス漏れや家具の転倒による出火までは防げないという点は、最初に押さえておきたいところです。
あくまで電気が原因の火災リスクを下げる一つの手段。家具の固定や避難経路の確認と合わせて考える防災対策の一部だと捉えておくと、過度な期待をせずに済みます。
補助制度の有無をどこで確認するか
先に結論を言うと、指宿市に感震ブレーカーそのものを対象にした補助制度があるかどうかは、この記事の時点でわたしが確認した範囲では、市の公式サイト上に明確な案内が見当たりませんでした。
制度は新設されたり内容が変わったりすることがあるため、断定はできません。まず見るべきは指宿市の危機管理課のページと、市政情報内の補助金一覧です。
電話で確認する場合は、総務部危機管理課(0993-22-2111 内線2151・2152)が防災関連の窓口になっています。木造住宅の耐震診断や耐震改修については建築課が担当しており、こちらは別制度として補助が案内されています。
まこママ制度があるかないかは、まず電話で聞いてしまうのが早いです
補助対象になりやすい機器の特徴
感震ブレーカーの補助制度を実施している自治体を見ていくと、対象機器には一定のパターンがあります。分電盤タイプと簡易タイプのどちらか、あるいは両方を対象にしていることが多いです。
見落としやすいのが、市販のどの製品でも対象になるわけではないという点です。多くの自治体では、業界団体の規格や消防関連機関の推奨証を受けた製品に限定しています。
もし指宿市で今後こうした制度ができた場合も、同じように対象機器の規格が指定される可能性が高いと考えられます。購入前に対象製品かどうかを確認する習慣をつけておくと安心です。
分電盤タイプと簡易タイプの違い
感震ブレーカーには大きく分けて、分電盤タイプ、コンセントタイプ、簡易タイプの三種類があります。分電盤タイプは分電盤に内蔵または後付けする形式で、家全体の電気をまとめて止める仕組みです。
- 分電盤タイプ
-
分電盤に組み込む形式で、家全体の電気を一括して止める。
- 簡易タイプ
-
おもりやバネの力で個別のブレーカーを落とす、工事不要の器具である。
分電盤タイプは電気工事が必要になることが多く、費用も簡易タイプより高くなりがちです。簡易タイプは価格を抑えられる反面、対応できる分電盤の形式が限られる場合があります。
どちらが優れているというより、住宅の分電盤の状態や予算によって向き不向きが変わるものだと考えています。
申請時期を購入前に確認したい理由
他の自治体の制度を見ていくと、購入や設置の前に申請を済ませておく必要があるケースが目立ちます。工事着手後や購入後の申請では対象外になる要綱も少なくありません。
これは正直なところ、わたしも別の補助制度で一度失敗しかけたことがあります。先に製品を選び終えてから窓口に相談したところ、申請の順番を確認してくださいと言われ、少し焦った記憶があるんですよね。
指宿市で感震ブレーカーの制度が案内される場合も、購入前の相談を前提に動くほうが無難です。予算に上限がある制度は、早い時期に受付が終わることもあります。
電気工事が必要になる設置場面
分電盤タイプの感震ブレーカーは、既存の分電盤に組み込む工事が必要になることがほとんどです。この作業は電気工事士の資格を持つ人でなければ行えません。
自分で分電盤を開けて配線をいじるようなことは避けたほうがいい範囲です。設置は電気工事店や、製品を扱う専門業者に依頼する流れになります。
簡易タイプであれば工事を伴わずに設置できる製品が多く、賃貸住宅などで分電盤に手を加えにくい場合の選択肢になりやすいです。
地震後の停電で困る家電への備え
感震ブレーカーが作動すると、家の中の電気が止まります。地震のタイミングによっては、冷蔵庫や医療用の機器、夜間の照明が急に使えなくなる場面が出てきます。
我が家では子どもが小さいころ、夜中に停電すると真っ暗になってしまうことが不安で、寝室に懐中電灯を置くようにしていました。感震ブレーカーを検討するなら、停電後の明かりや連絡手段もセットで考えておくと気持ちが少し楽になります。
在宅酸素などの医療機器を使うご家庭では、遮断までの遅延時間が設定できる製品かどうかも確認しておきたいポイントです。
住宅の状態で変わる設置の条件
感震ブレーカーが設置できるかどうかは、住宅の分電盤の年式や配線の状態によって変わります。古い住宅では、そもそも対応する分電盤に交換するところから必要になる場合があります。
- 持ち家か賃貸かで設置できる範囲が変わる
- 分電盤の年式によって対応可否が異なる
- 賃貸は所有者の承諾が必要になることが多い
賃貸住宅にお住まいの方は、大家さんや管理会社への相談が先になります。持ち家であっても、分電盤の状態を業者に見てもらってから機器を選ぶほうが後戻りが少なくて済みます。
公式情報を確認するときの手順
制度の有無を調べるときは、指宿市公式サイトの防災ページと市政情報内の補助金一覧をまず見るのがおすすめです。ページが更新されていることもあるため、日付も一緒に確認しておくといいと思います。
ページを見ても分からない場合は、危機管理課へ電話で聞くのが一番確実です。対象機器、補助額、申請期間、必要書類は、担当課に聞けばまとめて教えてもらえます。
よくある失敗と設置が合わないケース
よく迷うのが、製品を先に買ってしまってから制度の存在に気づくパターンです。事前申請が条件の制度では、この順番だと補助を受けられなくなってしまいます。
購入前に危機管理課へ制度の有無を問い合わせる。
電気工事店に分電盤の年式や対応可否を確認してもらう。
制度がある場合は規格に適合した製品かどうかを確かめる。
また、分電盤が古く交換自体に高額な費用がかかる住宅や、賃貸で大家さんの承諾が得られない住宅では、設置そのものが見送りになるケースもあります。無理に急いで決めず、まずは条件を確かめる段階だと考えておくと気持ちが落ち着きます。
今日からわたしが動くとしたら
もし今日これから何かひとつだけ動くとしたら、わたしなら自宅の分電盤の写真を一枚撮っておきます。型番や年式が分かる状態で撮っておくと、後で窓口や業者に相談するときにそのまま見せられて話が早く進みます。
制度があるかどうかがまだ分からない段階でも、準備だけは今週末のうちに済ませておけると気持ちに余裕ができると感じています。焦って製品を買うより、確認してから選ぶほうがわたしには合っています。
指宿の家で暮らすみなさんが、少しでも不安を減らして地震への備えを進められたらうれしいです。まずは分電盤の写真から、気軽に始めてみてくださいね。












